「店舗の集客に効果のある施策を知りたい」
「やっぱりお金をかけないとダメなのかな」
「業者に騙されないか不安だな」
今回は店舗ビジネスを始めた方の、こんな疑問に答えます。
【重要】店舗を開いたらやっておきたい集客の施策
結論、MEO対策を必ず抑えましょう。
MEOとは
MEOとはマップエンジン最適化(Map Engine Optimization)のことです。
正しくは「ローカルSEO」と言います。
皆さんがGoogleで「カフェ 渋谷」と検索すると、検索表示のトップにGoogleマップとお店の情報が数件出てくると思います。
MEO対策は、そのGoogleマップ上での上位表示を目指す施策のことです。
なぜMEO対策を行うべきなのかというと、
現状多くのユーザーがスマートフォンを使って、Googleで店舗検索をして情報収集を行なっているためです。
あなたが近くのカフェを探したいときに、「カフェ 近く」と検索して、星5で口コミも良く、綺麗な写真が載っているお店があれば来店意欲は高まるでしょう。
「業種 + 地名」で検索するユーザーの多くは、「店舗を利用する意思はあるが、どこにしようか決まっていない人」です。
そんな見込みの高いユーザーの目に止めてもらうことで、売上のチャンスを作っていきましょう。
MEO対策の始め方
MEO対策の始め方は意外と簡単です。
①Googleビジネスプロフィールの登録
②ビジネスプロフィールの設定
③オーナー確認
④写真などのビジネスプロフィール情報の追加
ここまで出来ればMEO対策を始めることが出来ます。
ここでの注意点は、
・ビジネスプロフィールは詳細まで記述する
・ビジネス情報には検索キーワードを自然に含める
・営業時間・住所・電話番号はSNSやホームページと一致させる
・写真はユーザーに好印象を与えるように高画質なものを選ぶ(15~30枚)
ユーザーの視点に立って、どんな情報・写真があれば安心して利用出来そうかを考えて完成させましょう。
Googleビジネスプロフィールの運用方法
運用と聞くと難しく感じるかもしれませんが、やることはシンプルです。
以下の4点を徹底しましょう。
①営業時間や写真などのビジネス情報を最新の状態に保つ
②口コミの管理・返信
③定期的な投稿
④数値の確認
実はSEO対策に比べ、MEO対策はやれることが少ないです。
また上記の点を押さえた上で、SNS投稿やホームページのSEO対策を同時に行うことで効率よくMEOの上位表示に繋げることが出来ます。
①営業時間や写真などのビジネス情報を最新の状態に保つ
①に関しては特別難しいことはないと思います。
情報が何年も更新されていないお店や、古い写真しか載っていないお店に良い印象を持つ人はいないでしょう。
祝祭日などの営業時間の変更や、新しいメニューの写真などは都度更新しておきましょう。
②口コミの管理・返信
②は、利用していただいたユーザーの方にQRコードを見せるなどして口コミをお願いしましょう。
※「口コミをしていただいた方に〜をサービスします。」と言ったやり方はGoogleからペナルティを受ける可能性がありますので、やめておきましょう。
そしてどんな口コミでも必ず返信をするように心がけましょう。
口コミを見た方に、丁寧な対応をしてくれるお店だという印象を与えることが出来ます。
③定期的な投稿
③の定期的な投稿を続けることで、Google側に「最新の情報を提供し続けている優良店舗」認定してもらい、MEOの上位表示に繋げます。
ホームページブログの投稿の要約やお知らせを投稿内容にすることで、ホームページのSEO対策にもなります。
④数値の確認
④の数値確認は月に1回行うようにしましょう。
数値はGoogleビジネスプロフィールのパフォーマンスから確認出来ます。
「ユーザーがGoogleビジネスプロフィールから予約やルート検索などアクションを起こした回数」
「閲覧回数」
「どの媒体(スマホ・PCなど)から見られているか」
「どのキーワードで表示されているか」
をチェックしてスプレッドシートなどにまとめておくことをオススメします。
無料で集客できる理由
結論、MEO対策は無料で出来ます。
理由は以下の2点です。
①MEO対策に必須のGoogleビジネスプロフィールは、Googleアカウントさえあれば作成できるから。
②Googleビジネスプロフィールの運用は日々の情報更新、定期的な投稿、口コミの管理・返信、数値確認で、そこに有料ツールは必要ないから。
ここまで読んだ人の中には、過去に有料ツールを検討したり勧められた経験がある人もいるかもしれません。
有料ツールの中身は提供企業によって多少の差はありますが、その多くは
「インサイト分析」・「キーワード表示順位確認」・「複数店舗の一括管理」
となっています。
それぞれ見ていくと、
インサイト分析
Googleビジネスプロフィールの運用方法の④でも書いたように、
「ユーザーがGoogleビジネスプロフィールから予約やルート検索などアクションを起こした回数」
「閲覧回数」
「どの媒体(スマホ・PCなど)から見られているか」
「どのキーワードで表示されているか」
確認すべきこれらの項目は、今現在Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」から無料で見ることが出来ます。
キーワード表示順位確認
キーワード表示順位確認に関しては、上記の「パフォーマンス」から確認できると同時に、
そもそもそこまで深くチェックする必要はありません。
なぜならMEOで上位表示させるには、「キーワードの関連性」だけではなく
「ユーザーの位置情報」と「検索履歴からみたユーザーの属性」も関わってくるからです。
どんなユーザーが、どんな場所で検索するかで表示される店舗も順位も変わってきます。
なので「カフェ 渋谷」で検索された順位ばかりを気にしても意味がないのです。
複数店舗の一括管理
この機能は、複数店舗の情報編集や口コミのテンプレート化で一括管理出来るように導入するツールです。
数十店舗を一人で管理する場合など、いちいち一つずつ管理していられない場合は有効だと思います。
ですが、店舗数が少ない場合はできる限り自身で編集・口コミの返信を行うことをオススメします。
中でも口コミの返信は、定型文ではなく店員の人柄が感じ取れるような言葉を意識しておくべきです。
以上のことから無料でMEO対策をすることは可能ですので、是非ご自身で始めてみて下さい。
MEO代行業者選びに失敗したくない人へ
自分で出来るとはいえ、本業の傍ら時間が割けない・パソコンがどうしても苦手という方もいらっしゃると思います。
そのような方にはMEO代行業者は非常に助かる存在でしょう。
ですが残念なことに、
Googleを騙すような方法や、意味のないキーワードを含めて集客に繋がらない対策を取る業者も存在します。
Googleを騙すような方法でMEO対策をして、Googleからペナルティを受けると表示順位が下がり
最悪の場合Googleビジネスプロフィールアカウントの停止措置を取られることもあります。
・来店していないにも関わらず大量の高評価の口コミを偽造投稿する
・SNSで大量のアカウントを作り投稿することで評判を得ようとする
・必要以上のキーワードを盛り込むことで上位表示させる
近頃はAIの発達により、人為的に作られた口コミや評判は見分けられるようになってきました。
そしてそれらはGoogle側の巡回で見つかり次第、ペナルティを受けることになります。
「成果報酬型」「月額固定型」どちらを選ぶ場合にも上記には注意が必要です。
特に「成果報酬型」の場合、
MEO表示順位が3位以内に入ればいくらという契約になると、実際集客には関係ないキーワードを含めた表示順位も請求される可能性がありますので、事前に確認しましょう。
※「カフェ 渋谷」のようなキーワードで上位表示するのではなく、
「カフェ 渋谷 ◯◯ △△ □□」のようにわざとキーワードを増やす形で他社競合を排除すると上位表示はされますが、実際の集客には意味のない対策です。
またこれらは自分でMEO対策をする場合にも注意しましょう。
MEO対策は地道に継続していけば、必ずあなたの強い味方になってくれます。
ユーザー目線になって信頼されるお店を作っていきましょう。
それでは以上です。ありがとうございました。