「起業したけど集客なかなか上手くいかないな」
「集客の知識とかないけど出来るかな」
「資金も多くないし、失敗したくないな」
こんな悩みがある人はかなり多いと思います。
起業したばかりの実績が無い状態での集客は、簡単ではありません。
そこで今回は以下の3つのテーマでお伝えしていきます。
- 起業したらまずやるべき集客方法3選
- 集客の知識が無くても問題ない理由
- 【重要】集客の典型的な失敗パターン3選
この記事を書いている私は、WEB制作とWEB運用代行でクライアント様からお仕事をいただいています。
現状はHP運用代行やLP制作、個人ブログ構築などをお任せいただいておりますが、起業当初は全く仕事がありませんでした。
そこで私の経験も踏まえて、【起業時の集客】についてお伝えしていきます。
起業したらまずやるべき集客方法3選
- ブログ
- SNS
- MEO
ブログ
事業のホームページ内にブログを作り、定期的に記事を書くことで読者を集めてファン化していきます。
ここで大事なのは無料ブログではなく、独自のドメインのホームページ内にブログを設置することです。
少しポジショントークになりますが、独自ドメインの事業用ホームページは信頼アップに繋がります。
・メリットとデメリットは?
メリットは、まず低コストで出来ること。起業したばかりの頃はできるだけコストは抑えたいものです。また、読者が集まる有益な記事は、過去のものであっても集客に繋がります。
そして読者の視点で、読者の悩みを解決できるような記事を書くことが出来れば、読者はそのサイトのファンになります。そこから販売への導線を引くことが出来ればファンからお客さんになってくれるでしょう。
◉低コストで出来る
◉有益な記事からは、何度も集客できる
◉顧客の育成にも繋がる
デメリットは、記事を書いてすぐには効果が出ないことです。有益な記事を書いてGoogleに評価されればサイトの強さも上がりますが、地道に記事を書いていく根気は必要です。
◾️効果が出るまで時間がかかる
◾️たくさん書かないといけない
SNS
Instagram、XなどのSNSを活用する方法です。
コミュニティへの参加や、リアルタイムでユーザーと繋がることで関係性を作っていきます。
・メリットとデメリットは?
メリットは、まず無料で出来ること。そして何より拡散力があることがSNSの最大の魅力です。
また、ユーザーとの心理的距離が近いのも大きなメリットです。
SNSの投稿にリンクを貼ってホームページへの流入を促すなどすれば、①のブログなどとの相乗効果も生み出します。
◉無料で出来る
◉拡散力がある
◉ユーザーと直接繋がることが出来る
デメリットは、炎上の可能性があることです。拡散力はメリットでもある一方、使い方を間違えればデメリットにもなります。
そしてブログ同様、投稿を続けていかなければアカウントは育ちません。長い目で見て強いアカウントを作っていきましょう。
◾️発信内容には注意が必要
◾️アカウントの育成には時間が必要
MEO
これは実店舗がある場合に有効な方法なので、WEB事業などの地域性があまり無い分野の方は飛ばして下さい。
実店舗ビジネスの場合はMEO対策は必須です。
MEOとはマップエンジン最適化のことで、Googleマップでの検索表示で上位に表示させることを意味します。
皆さんも「近くのパン屋さん」とか「京都のカフェ」で検索した時に、検索結果の上に表示されるお店のページをクリックしたことはあると思います。
昨今では実店舗ビジネスはSEOよりMEOに力を入れた方が、結果に繋がりやすい傾向にあります。
・メリットとデメリットは?
メリットは、来店見込みのあるユーザーにアプローチ出来ることです。
「地域名 + 業種」で検索するユーザーは来店・成約の可能性が高いため、その層を取りこぼさないためにもMEO対策は有効です。
また検索結果の表示位置も大抵は検索画面上部にあるため、ユーザーの目に止まりやすいのも魅力です。
業者に依頼することも出来ますが、時間とノウハウがあればコストをかけずに自分で行うことも可能です。
◉目に止まりやすい
◉来店見込み客にアプローチできる
◉自分で出来れば無料
デメリットは、悪い口コミも残ってしまうことです。星1つや2つなどの評価をされたとしても、事業者サイドでその評価を消すことは出来ません。
悪質な口コミをされる可能性もありますが、星5の評価や良い口コミを積み上げていけば、長い目で見ると問題ないでしょう。
それから、掲載写真や情報は綺麗で新しいものにしましょう。あなたがユーザーだった場合、よく分からない建物の写真や数年前の情報しか残っていないお店は、なかなか選ばないでしょう。
◾️悪い口コミも残る
◾️情報が古いままでは逆効果になる
MEOに関する詳細は別記事にまとめてありますので確認して下さい。
集客の知識が無くても問題ない理由
結論として、問題ありません。
理由は以下の2点です。
①上記の方法は、あなたの人柄と事業の専門知識があれば出来てしまうから。
②信頼の積み重ねには、専門的なテクニックではなく、継続して出来るかが重要だから。
今の時代、誰でも最新の情報に触れることが出来るようになりました。
商品も情報も簡単に比較することが出来ます。
その中でユーザーに選んでもらうには、「信頼してもらうこと」にいかに力を注げるか。
そのために①あなたの人柄と持っている専門知識でユーザーの悩みを解決し、②それを継続して積み重ねていく。
実績の無い状態の起業初期は、ユーザーの信頼を積み重ねていくことを意識しましょう。
ここまで読んで、「コストもかからないし良い方法だと思うけど、文章とか書いたことないし向き不向きありそうだな…」と思った方もいるかもしれません。
ですが問題ありません。
なぜなら誰でも最初は初心者だからです。
私自身も文章を書くのは得意ではありませんでしたが、練習していく中で徐々に出来るようになってきました。
まずは綺麗な文章でなくても良いので書いてみましょう。
なので、繰り返しになりますが集客の知識がなくても問題ありません。
【重要】集客の典型的な失敗パターン3選
同じ集客方法をとっても、集客できる人とできない人がいます。
ブログやSNSに限らず、LPやチラシなどを見ても上手く訴求出来ていないものは多々あります。
そこで、時間と労力とお金を無駄にしないために、集客のよくある失敗パターンを上げていきます。
※めちゃくちゃ大事なことなので、後日別記事にしてさらに詳しくお伝えします。
- ターゲットが明確になっていない
- 何を届けられるのかを訴求できていない
- ユーザーの潜在ニーズを理解できていない
ターゲットが明確になっていない
商品、サービスを届ける相手はどんな人なのか。ここが明確に出来ていないというのがよくある事例です。
この「誰に」というのは年齢・性別・居住地などで分けるのではなく、悩みや欲求の度合いで分けていくべきです。
※例えば育毛剤を販売する場合、「30代~60代の男性」といったターゲット選定ではなく、「最近少し薄毛が気になり始めていて、治療を受けるかどうか迷っている人」や「最近少し薄くなった気はするが、一時的なものだと思って放置している人」のようにユーザーの潜在意識までを言語化することが大切です。
何を届けられるのかを訴求できていない
ここでの「何を」というのは、商品やサービスそのものではありません。
あなたのサービスを購入することで、ユーザーはどんな便益を受けることが出来るのかということです。
つまり、「何を」というのは「あなたの商品でしか言えない強み」です。
そして先ほど決めたターゲットは、その強みが刺さる人でなければなりません
この「誰に」と「何を」が噛み合ってない状態で、いくらお金をかけて広告を出しても思うような成果は出ないのです。
ユーザーの潜在ニーズを理解できていない
ユーザーに響く訴求をするには、そのユーザーの潜在的なニーズを深く理解した上で訴求することが大切です。
それはどういうことか。
「消費者が言葉にできないレベルの欲求まで理解して、こちらが気付かせてあげる」ということです。
つまり、
「そう!それが欲しかったの!」と言われるような訴求ができて初めて、ユーザーに響いた状態になるのです。
※例えば大きな車を買いたい人の潜在ニーズは、「家族でキャンプに行くには車がいる。家族との時間を有意義に過ごしたいから大きな車を買おう」かもしれないし、「大きい車はカッコいいし、乗ってるとモテるかもしれないな。よし、次は大きい車にしよう」かもしれない。
前者の場合「家族4人が乗ってもこの広さ。荷物も心配なく積み込めます!」という訴求は響くかもしれないが、後者には響かないでしょう。
後者には「圧倒的存在感!誰もが振り向く男らしさ」と訴求する方が反応は良くなりそうです。
以上のような失敗パターンは、起業初期に限らず誰もが陥りがちです。
どう訴求するかの前に「誰に」と「何を」の部分を精査してみましょう。
それでは以上です。ありがとうございました。